キュアップ。
ということで、制作ばかりしておりましてものすごく捗ったので、ここでコラム。

私、大学の専攻とは全然違うんですけど、経済学が大好きです。
実はかつて公務員試験を受験したことがありまして、
その時に学んだマクロ経済学とミクロ経済学が面白かった。
というか、経済学の理論って割と使えるものが多いんですよね。
中でも面白いのがミクロ経済学で学ぶ「ゲーム理論」です。

ゲーム理論とは「複数人の意思が関わる行動をモデル化し数学的に分析する」理論です。
人は自分の利得だけを追い求めてはならない。
全体の利得も考えた時、その最適解はどのような行動パターンになるのか。
また相手がどう動くかも念頭に入れてその解を求めるという・・・
戦略的なシミュレーションにも応用されたりする理論です。

ゲーム理論っていうんだから、ゲームにも使いたいじゃないですか。
では、どんな理論でしょうか。
よく用いられる例が「囚人のジレンマ」ではないかと思います。

共謀犯の2人が別々に取り調べを受け、それぞれ以下のような司法取引を持ちかけられます。

・片方だけが自白したら自白した方はこの場で釈放。しかし黙秘していたもう片方は懲役10年。
・本来は懲役5年。しかし両方黙秘すれば証拠不十分で懲役2年。
・両方自白したら、予定通り懲役5年。

さて、自白すべきか黙秘すべきかという心理戦になりますね。
自白することのメリットは何でしょうか。もちろん釈放されることでしょうね。
黙秘することのメリットは何でしょうか。本来の懲役が5年のところが2年になること。

しかしこれらのメリットが働くにはもう片方がどのような行動を取るかによって決まり、
そこまで計算に入れないといけません。

己が利益のみを考えた場合最も好ましいのは自分だけが自白し釈放されることです。
しかしもしもう片方が同じことを考えていた場合、結局は刑期は減らないというリスクもあります。

となると、お互いにとって好ましいのはお互いが自白しないこと。
お互い黙秘をすることにより、お互い刑期は2年にまで減らされます。
したがって己が利益のみを追求した場合、全体の利益にならないことが言えます。
つまり黙秘という選択こそが全体の利益を考えた行動と言えるでしょう。

しかし問題はそう単純ではなく、片方が裏切って自白するというリスクもはらんでいます。
この場合黙秘していた自分だけが懲役10年となり、裏切った片方は釈放・・・。
そんなリスクを回避するためには自白という選択を取らざるを得ません。

全体の利益を考えることと個人の利益を考えることは一致しないというのがミソですね。
この矛盾。

しかしこの場合は意思疎通が図れないケースなんですけど、
もしも意思疎通を図れた場合はどうでしょうか。
そこには心理戦が働いてきますね。協力するか協力しないか。
このゲーム理論は実際の経済活動においても使われる理論です。
いわゆる「パイの奪い合い」である市場競争には大いに活用出来る理論と言われています。
心理戦ゲーム。

そういう心理戦ゲームを私は作りたいです。いつか。今は無理w


今週のトップ絵。
新規キャンバス2222
「最近の車のボンネットって・・・割と凹むわよ・・・!」